参加したのは、8月20、21日の二日間。
この編成の完成形をフルで出展するのは、これが初。
JBF2016 にも出展したが、その時は、
機関車+荷物車+客車1両の3両編成で、
ステッカーによる装飾もない状態であった。
JBF2016 では比較的順調に走ったので、今回も大丈夫だろうと思っていたが、
走らない。何故だか走りが悪い。よくつっかえるのだ。
一日目は結局、客車は全部外し、機関車と荷物車だけで精一杯。それでやっと走る程度だ。
それを脇で見ていた関山氏曰く、
「あの小さい車輪、私、使いません。あれは抵抗が大きいんでダメです。
諦めて車輪、変えた方がいいかもしれませんね」
後日、確認したところ同様のことを氏はブログにも書いている
Legoゲージ推進機構日報(2010年03月23日付)。
しかし、「諦めろ」と言われると逆らいたくなるのが人情。
ほほう…、そーまでゆーなら、やってやろーじゃねぇか、このヤロー。
無理だ、ダメだと言われると、
全力で横車を押してみたくなるのが私の悪い癖。
この日は諦め、荷物車、客車の車輪を全部外して、宿に持ち帰る。
何か方法がある筈だが、とはいえ、どうしたものか?
とりあえず、風呂に入って考える。
差すとすれば油だろう。
本式に機械油(クレ551のような)を考えたが、
油の成分によってはパーツの劣化、破損の原因となるので難しい。
とするとサラダ油か?
しかし、油も粘度が低いと垂れて流れてしまう。
適度に粘性があり、滑りのよいもの。
何かないか? そう思ったとき目に入ったのが、
LUXスーパーリッチのコンディショナー。
シャンプーだと粘度が低くてダメそうだが、コンディショナーは固くていけそうだ。
パサついた髪が滑らかになるなら、車輪の回転も滑らかになるのではないか?
ということで、コンディショナーを潤滑剤に使用する。
まず、ペットボトルのキャップに、コンディショナーを適量垂らす。
軸の先をプールしたコンディショナーに突っ込み、適量すくい取る。
そのまま車輪を軸に差し込み、軽くころころ回して馴染ませる。
先端から漏れ出た分は、ティッシュまたは綿棒で綺麗に拭き取る。
そして、装着。
走り具合は、以下のとおり。
8分12秒から拙作の出番なので、とくとご覧いただきたい。
(動画撮影= Masao Hidaka 氏)
前日の不調がウソのように、フル編成でも滑らかに走る。
結局五分以上走らせていたと思うが、関山氏のブログにあるような、
軋む音も聞こえてこない。しかも何となくいい匂いもする。
どーだ、見たか、このヤロー。
…とはいえ、その場しのぎでやったことに変わりは無い。
後で調べてみたが、プラモデル用にTAMIYAのセラミックグリスというのがあるそうだ。
戦車やガンプラの摺動部に使うものらしい。同様のもので、
モリブデングリスというのがあるそうだが、
それは金属モデル専用なので、プラや樹脂には使えないとのこと。
使うと、パーツの劣化が早まるとのことなので絶対に使わないこと。
変わったところでは、
ABS樹脂製リコーダーのジョイントに使うグリスも有効ではないかと考えている。
この樹脂は、レゴブロックの材質に同じであるから相性はいい筈だ。
しかも先の模型用グリスと比べて格段に安い。
一度試してみてもいいかもしれない。
今回で、ハルツ狭軌鉄道編成の話はひとまずお仕舞い。
なお、ハルツの車両群は、今後も継続して増やしていく予定。
21日参加されたAP氏からハルツでの面白い話を聴いたので、その時はそれも再現したい。
さて次回から、どうしよう?
客車の「内装」再現楽しみにしてます。
コメント、ありがとうございます。
その節はどうもお疲れ様でした。
確かにハルツは車両がバラエティに富んでますね。本線用貨車を積んだ貨物なんかも面白そうです。
とりあえず、まだ蒸気が残っているので、それが優先でしょうか?
BR99 222号機かマレー重連を考えています。あと「内装」(笑)も。
いつになるか判りませんが、気長にやりたいと思います。