2018年05月10日

レゴ世界遺産展探訪10−5

★ アジア編1−5 ★

前回の続き

★ ★ ★ ★ ★

世界遺産展作家に学ぶ
植栽の作り方
(4)

前回、読まれた方は、
〈植栽Bの作り方〉まで読み飛ばして下さい。

〈写真@〉
シンガポール1.jpg

引き続き、植え込みの作り方について。
おさらいとして、この〈シンガポール植物園〉(写真@参照)の植え込みには、
以下の3通りの手法で作られたものが用いられている(写真A※1)。

内訳は左から、
・葉っぱパーツを編んで作ったもの(植栽A)、
・四弁の花パーツで作ったもの(植栽B)、
・1x2プレートで作ったもの(植栽C)の三通り。
()内の名称は、それぞれ便宜上の呼び名である。以後この名で呼ぶ。

〈写真A〉
植栽ABC.jpg
 以上は筆者が手持ちのパーツでこさえたため、
   作品に用いられているものとは色が異なる。

今回は、このうちBについて。

★ ★ ★ ★ ★

〜 植栽Bの作り方 〜

・想像される材料(※2
六つ股茎パーツ……………………2つ
1x1四弁フラワープレート……13個(色は任意)
1x1円筒ブロック………………1つ(色は任意)
 視認した範囲で確認出来るパーツから作り方を解析したため、見えない部分では材料や個数など多少違っている可能性がある。また、花を黄色にしたのは、その方がより見やすいだろうと判断したのと、そもそもブライトグリーンが10個しか手元になかったためである。

まず1x1円筒ブロックに、
六つ股茎パーツ一つを差し込む。

〈写真B〉
植栽B1.jpg

〈写真C〉
植栽B2.jpg

〈写真D〉
植栽B3.jpg

次に、先ほど一体化したものに、
もう一つの茎パーツを伏せて載せる。

〈写真E〉
植栽B4.jpg

すると以下のようになる。

〈写真F〉
植栽B5.jpg

これに順次、花を付けていく。

〈写真G〉
植栽B6.jpg

基本的には、ポッチを上に向けて茎に挿していくが、
どうしても、そのまま挿したのでは
先に挿したパーツと干渉して上手く留まらなところが出てくるので、
その場合はパーツの天地を逆にして挿し込む。

〈写真H〉
植栽B7.jpg

最後に天辺にプレートを挿して出来上がり。

〈写真I〉
植栽B8.jpg

〈写真J〉
植栽B9.jpg

よく出来ている。
茎同士の接着は出来ないが、
フラワープレート同士が複数箇所で互いにロックしあうので意外に強固である。
少々雑に扱っても二つの茎が分離することはない。

     ★ ★ ★ ★ ★

これは応用が利く。
前回の植栽Aとは異なり、単独でもいろいろ使えそうだ。

〈植物園〉のようにフラワープレートをブライトグリーンにすれば、
ミニフィグスケールの町並みの灌木として用いることが出来る。
マイクロビルドの町並みなら、これ一つで大木が表現できるだろう。

まず応用例として、マイクロビルド向けに、
ミモザ(ギンヨウアカシア)の木を作ってみた。
フラワープレート、ブライトグリーンとイエローを適当な個数混ぜて使用。
木に見えるように、円筒ブロックから1x1コーンに変えて裾広がりにしてみた。
〈写真K〉
植栽B応用5.jpg

ミニフィグスケールの町に話を戻せば、
黄色や赤の花に変え、幹の部分の円筒ブロックの色を
灰色やツヤ消し銀にして店先に並べれば花屋が出来る。

足の部分を円筒ブロックから、1x1穴あきラウンドプレートに変えてやると、
さらに樹高の低い灌木となる。
身の回りでよく見かける植え込みを再現することも可能だ。
応用例として、手持ちのパーツでオオムラサキツツジを作ってみた。
この花は、一般家庭の庭木としては勿論、
公園、或いは歩道と車道の境目の植え込み、高速道路の中央分離帯など、
公私問わず広く栽培されている花木である。

今回はブライトグリーン10個とダークピンク3個で作ったが、
ダークピンクの花はもう少し多くてもいいかもしれない。

〈写真L〉
植栽B応用4.jpg

幹の部分を2x2の樽パーツや"Scala"の植木鉢に変えたら、
假屋崎省吾氏が手がけそうな
大型のフラワーアレンジメント作品に見立てることも出来るだろう。

〈写真M〉
植栽B応用3.jpg

〈写真N〉
植栽B応用1.jpg

〈写真O〉こうすると、トロフィーも巨大な花瓶になる。
植栽B応用2.jpg

こんなやり方もある。
花に短い鎖を二つ「く」の字に繋いで、花に付けてやると、吊しの花かごが出来る。
これを背の高い街灯に吊してやると、それだけでお洒落な街角のシーンが出来る。

〈写真P〉
応用・街灯1.jpg

〈写真Q〉
応用・街灯2.jpg

     ★ ★ ★ ★ ★

但し、少しばかりデメリットもある。
これを大量に作ろうとすると、国内のパーツ屋からの調達では高く付く。
必然、ブリックリンクを使うことになる。

     ★ ★ ★ ★ ★

次回に続く。

註※ 写真は全て筆者による。


posted by KM at 08:00| Comment(0) | 作例研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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