2018年03月29日

レゴ世界遺産展探訪5−1

★ 日本編 5−1 ★

前回の続き、

★ ★ ★ ★ ★

7.
姫路城
作:柳昌宏

〈画像〉
Himeji castle in may 2015
(画像引用元=Wikipedia日本語版『姫路城』より、ウィキメディア経由)
※ 画像クリックで引用元に遷移。

文字通り、兵庫県姫路市に建つ。
築城は南北朝時代、貞和2年(1346年)まで遡る。
最初の築城主は、美作国守護・赤松貞範。
当初は、実戦型の平山城で今のような姿ではなかった。
現在の形に整ったのは17世紀のこと。初代姫路藩主、池田輝政公の大改修による。
入母屋破風、千鳥破風、比翼入母屋破風、軒唐破風と、
社寺建築に見られるあらゆる屋根の作りが取り入れられた壮麗優美な城である。
筆者個人としては、非常に懐かしい建物である。
幼少期の一時期、姫路に住んでおり、毎日この城を見て過ごしたためだ。

     ★ ★ ★ ★ ★

前回の首里城は応用編の極みのようなもので、
初心者が参考にするにはかなりハードルが高い。
今回の姫路城は、天守など建物部分に限りオーソドックスな造りである。
屋根は濃灰のポチスロで丁寧に積分。
全体としては、非常に端正な仕上がりとなっている。
初心者が組み方の参考にするにはいいかもしれない。

〈写真@〉
姫路城1b.jpg

〈写真A〉
姫路城1.jpg

〈写真B〉
姫路城6.jpg

破風の作り方が面白い。
特に、最上層や二層目に見られる軒唐破風の作り方は面白い。
弓なりになだらかに膨らむ屋根面をレゴで作るのは難しい。
これを作者は、上手く表現している。
隅棟の作り方などよく見ておくといいだろう。

〈写真C〉
姫路城3.jpg

〈写真D〉
姫路城7.jpg

〈写真E〉
姫路城8.jpg

〈写真F〉
姫路城5.jpg

〈写真G〉
姫路城9.jpg

〈写真H〉
姫路城10.jpg

〈写真I〉
姫路城11.jpg

     ★ ★ ★ ★ ★

正直なところ、私が何より驚いたのは石垣の造作である。
建物部分の造作については、特に目新しい技術があるわけではなく、
驚くところはなかったのだが、
この石垣は見入ってしまった。
何がすごいかというと、石垣は全て横組み。
その独特の傾斜は、どの面も均等に1プレート厚レベル(部分的に2プレート厚)で差を設け、
階段状に積むことで再現されている。
一見するとどう凄いのか判らないだろうが、作り方を考えるとその凄さがよく判る。
簡単そうに見えて、実はもの凄く手の込んだ造作で恐れ入る。
その点を、次回掘り下げてみたい。

続く

註※ 写真@〜Iは筆者が撮影した。


posted by KM at 08:00| Comment(0) | 作例研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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