2016年09月28日

ハルツ狭軌鉄道編成(4)

荷物車、客車を作る。

harz_cars_003a.png

harz_cars_002a.png

荷物車も客車も、やることは大枠では以前発表した上のLDD図のとおりである。
今回の車両の特徴は、
一つに屋根をテクニックスロープで葺いた点。
二つに、車輪に小径車輪を用いた点である。

まず屋根から。
これがテクニックスロープ 11x3 の実物。
harzer_wagon屋根_001.jpg

このスロープを組み合わせたものが、以下の写真。
ちなみにこれは客車の屋根である。
harzer_wagon屋根_002.jpg

作り方の詳細は、以下のとおり。構造を明示するため部分的に着色している。
屋根構体の中、中心を通る縦桁部分は当初、ブロックだけで組んでいたが、
実現するとパーツの消費が嵩むので、このようにビームブロックと
テクニックアームを組み合わせて工作した。
ちなみに長さは違うが、荷物車の屋根も概ねこのやり方を踏襲している。
samplemodel3.lxf.jpg

屋根の中心線上に並ぶベンチレータは、2x2 ラウンドタイルで再現。
その中、真ん中のものは、以下の方法で留めている。
面白いもので、1x1x1 ブロックの枡形の穴に、
2x2 ラウンドタイル裏のX字形の仕切り壁が対角線に沿ってぴったりはまるというものである。
これは使える技だ。
なお、この方法で留める場合、ブロックの天地をひっくり返す必要があるため、
上の図の黄色い円内だけ、パーツの向きが逆になっている。

このやり方は、Twitterのタイムライン上で発見した。
〈いいね!〉を押したものの、流れの中でたまたま拾ったものであるが故、
生憎ながら、発案者も誰のツイートであったかも不明である。

止め方.jpg
(※ この写真は、いずれもTwitterで見たものを筆者が再現、編集したものである。)

現行、2x2 ラウンドタイルのデザインは以下の二通り。
従来のものは、水色のタイルのように裏がXになっているが、
新パーツでは黄色のタイルように裏がOになっている。
samplemodel4.lxf.png
裏が○なら通常の積分で解決するが、
生憎、手持ちの黒のタイルは裏がXのものしかなかったので、
このイレギュラーなやりかたを選んだ。
この方法だと、屋根の内側、即ち客室側にポッチが出現するので、
遊びで 2x2 アンテナの白を室内灯のシェードに見立てて貼り付けた。

harzer_wagon屋根_003.jpg

続いて足まわり。
荷物車の台車。
LDDでは誤って二軸ボギー台車で描いていたが、正しく単軸台車に直す。
ロボットアームで枕の板バネを再現。
荷物車台車.jpg

客車は、二軸ボギー台車である。
こちらの枕は板バネではなく、コイルバネ。
クリップの柄をコイルバネに見立てて吊してみた。
客車台車.jpg

続く


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2016年09月27日

ハルツ狭軌鉄道編成(3-5)

足回りをやり直す。

本線を試験走行させたが、走らない。
それもその筈で、車輪ゴム(以下、ゴム)を履かせていなかったからだ。
初歩的なミスである。

今回、動輪に使ったのはBBB社のMホイール。
純正品にはないサイズで使い勝手は良いのだが、
レールに対する粘着力を上げるゴムがついていないので、
しばしば踏ん張りが利かず空転してしまう。
BBBの車輪を使う場合、このゴムを何とかして調達して装着しなければならない。

とはいえ、そんな好都合な輪ゴムはなかなか存在しない。
以前、関山氏のブログで車輪のゴムを自作する話を読んだように思い、
検索したところ、やはり興味深い記事を見つけた。
その記事がこちらである→Legoゲージ推進機構日報(2013年02月27日付)

なかなかいい商品である。
スペックは申し分ない。が、問題は色が黒しかないことだ。
黒の動輪にはもってこいだが、さすがに赤の動輪に黒を巻くのは抵抗がある。
同様のもので、糊のついた赤の滑り止めテープはないか探したが、
しかし、そんな好都合なものはやはり見当たらない。

いや、全くないわけではない。
ようやく見つけたのが、テニスラケット用の赤のグリップテープだった。
ただ、このテープの問題はテープそのものにほぼ糊が付いていないことだ。
そもそもこのテープは、グリップ部分に締め付けるように巻き付け、
末尾に申し訳程度についている粘着テープで固定するという代物である。

当たり前だがテニスラケット用に開発されたもので、
家具やカーペットのすべ止めとは大いに異なる。
もっとも裏を返せば、糊を使わずとも圧着だけで十分なくらい
強力な摩擦抵抗が生じる素材であるということだ。
動輪の粘着力向上に十分期待できる。

今回、工作に用いたものは、

・テニスグリップ(赤)
・テープ糊
・カッテイングマット
・工作用物差し
・鉛筆
・カッターナイフ
・紙(折り込みチラシで可)

動輪テーピング_001.jpg

グリップテープを、長さ 7.5センチ(Mホイールの円周分)、幅3ミリの帯状に切り取る。

動輪テーピング_002.jpg

動輪テーピング_003.jpg

グリップテープ両面についている透明セロファンを剥がし、
紙の上に並べ、テープ糊を塗る。

動輪テーピング_004.jpg

フリンジ有りの車輪の場合、フリンジの際に沿って、
無い場合は概ね真ん中の平らなところに貼り付ける。
頭をしっかり押さえ、引っ張りながら締め付けるように堅く巻くこと。
いくらか伸縮性があるので、引っ張り方次第では端が余るが、
その場合ははみ出し部分をカットしてなるべく隙間が出来ないよう整えること。

動輪テーピング_005.jpg

動輪テーピング_006a.jpg

仕上げに、レールの上をころころ転がし、車輪に馴染ませると完成。

動輪テーピング_007.jpg

動輪を本体に装着する前に、ついでにギアの配置もやり直す。
当初は、必要であることを見越して、以下の写真のように全ての動輪にギアを配置していたが、
結局、走り装置の運動としてはBの動輪(→前回記事参照) に集約されているので、
余計なギアは外すことにした。

BR99-6001-4足回り_002.jpg

全ての動輪をギアで繋ぐことは動輪の安定した回転に寄与するが、
他方、抵抗が大きくなるというデメリットもある。
不必要な抵抗は安定した走行の妨げとなるので、
今回は、フリンジ有りの動輪だけギアを残す方向で調整。

BR99-6001-4足回り・修正_001.jpg

これで終わりと思ったが、
最後に、加減リンクが真ん中のブレーキシューに僅かに引っかかることが判明。
真ん中のブレーキシューを別のパーツに置き換える。
足回りは一度で片付いた例しがない。
なにはともあれ、これで機関車は九割完成。
後は、必要なステッカーを貼って装飾するのみ。

続く
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2016年09月26日

ハルツ狭軌鉄道編成(3-4)

走り装置を作る。

この部分はLDDで省略した部分である。
なるべくリアルに走り装置を作ろうとすると、
どうしても現物合わせで考えないと上手くいかない。
パーツ同士のぶつかりや突っ張り、抜けなど、
やってみないと判らない細かい不具合がいくつも起きるからだ。

もっとも、リアルにするといっても、
実物の動作と完全に同じにすることは出来ないので、
なるべくそれらしい運動に見えるよう作ることを考える。

便宜上、下図のように三つの動輪を前方から@、A、Bとする。
今回は、足回りの空間が狭いので、あまり細かいことは出来ない。
動輪Bの回転運動を軸に工作し、ダイナミックな運動を目指す。

蒸気構造3.jpg

上の写真に見られる灰色のつり革のようなパーツは、加減リンクである。
上の図・下、黄色く着色した部分がそれである。

下の図・上の写真が、実際に使用したパーツだ。
このつり革のようなパーツは、
Technicシリーズのバイクや車などに使われるモーターのピストン部分に使われるもので、
正式には、〈プラスティック・モーター、メインロッド〉と呼ばれるものである。
モーターをバラしたときに出る、灰色のパーツがそれだ(下の図・下、青で囲んだパーツ)。

加減リンク.jpg

走り装置は、大きく分けて三つ(下の写真参照)。
上から、

・シリンダと滑り棒
・偏心棒
・メインロッド

である。

BR99-6001-4ロッド組み立て_003.jpg

まず、シリンダ部分を車両本体に固定。
次にメインロッドの一端をシリンダから伸びる滑り棒に通し、
もう一方の端を動輪Bのロッド用の軸穴に差し込む。

BR99-6001-4ロッド組み立て_004.jpg

続いて、偏心棒を取り付ける。
動輪Bに差し込んだ 3/4ペグの穴に、クリップの軸を差し込み、
もう一方の端を、加減リンクの軸穴にとおし、完成。

BR99-6001-4ロッド組み立て_005.jpg

BR99-6001-4ロッド組み立て_006.jpg

実際に動かすと、以下のようになる
(※いずれも駆動音がうるさいのでご注意)。





動作に問題はなさそうだが、しかし、これは飽くまでロッドが正しく動くかどうかの試験。
本線を走らせてきちんと走るかどうかが問題だ。

続く
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