2018年05月27日

私流植栽の作り方1−4

前回の続き。

私流植栽の作り方・基礎編〉、
私流植栽の作り方・発展編〉及び、
私流植栽の作り方・応用編1
を踏まえた上で読み進めて頂くと、より理解が深まると思います。

★ ★ ★ ★ ★
私流植栽の作り方
応用編2


前回、リフトアームを用いた土台の作り方を説明したが、しかし、
あのやり方だけでは格好が付かない。
あれに、茎パーツだけ、或いは茎に花だけつけて配置すると、
非常に見た目の悪いスカスカの植え込みが出来てしまう。

そこで今回用いるのは、2x2ラウンドプレート
これを用いるだけで、簡単に立体的でリアルな植え込みが出来る。
試しに、丁度、これからのシーズンなので紫陽花を作ってみたい。

〈写真@〉
作り方9.jpg

用意するものは、

・2x2ラウンドプレート(数は任意。色は最低2種類、ブルー系統とグリーン系統)
・1x1四弁花びら(数は任意。色は、ピンク、ブルー系統)
・三つ股茎パーツ(数は任意)

〈写真A〉
作り方4.jpg

まず、グリーンのラウンドプレートの真ん中に花びらパーツを取り付ける。
花びらは咲き始めの紫陽花、プレートは群生する葉の見立てである。
これを複数用意する。

〈写真B〉
作り方6.jpg

次に、同じ要領でブルー系統のラウンドプレートに花びらパーツを取り付ける。
こちらは、紫陽花の大輪の花の見立てである。
これも複数用意する。

〈写真C〉
作り方7.jpg

ところで茎パーツだが、これは3本とも高さが異なる。
低い方から@、A、Bと番号を振った。
このうち、@とBに先ほど作った花びら付プレートを適当に混ぜて挿し、
余ったAに、花びらパーツを取り付ける。

〈写真D〉
作り方応用23.jpg

すると以下のようなものが出来上がる。
これを複数作り、土台に取り付ける。

〈写真E〉
作り方応用24.jpg

今回、例として以下のようなセットを土台に用いる。

〈写真F〉
作り方8.jpg

出来上がりが以下である。

〈写真@再掲〉
作り方9.jpg

     ★ ★ ★ ★ ★

この要領で、例えば花を赤にすると、
寒椿(カンツバキ)の植え込みが出来る。
この時のポイントは、2x2ラウンドプレートをダークグリーンで揃えることだ。

〈写真G〉
作り方12.jpg

ダークピンクなら山茶花(さざんか)に見立てることも可能だろう。
葉を緑、或いはライムグリーンに変えたならツツジに見立てることも出来る。

〈写真H〉
作り方13.jpg

     ★ ★ ★ ★ ★

同じ要領で、今度は花をバラに変えてみる。
このパーツは最近見なくなったが、
初期のFriendsシリーズに入っていたものだ。

〈写真I〉
作り方14.jpg

2x4のリフトアームに変えてみる。

〈写真J〉
作り方15.jpg

するとこんな感じに仕上がる。

〈写真K〉
作り方16.jpg

2x2ラウンドプレートと花パーツは相性が良く、
その組み合わせ次第で見立ての幅をいくらでも広げることが出来る。
例えば、花が赤、プレートも赤なら満開のキリシマツツジの植え込みが出来るし、
花が黄色、プレートも黄色ならヤマブキや菜の花畑なども再現出来るだろう。
花がラベンダー、プレートもラベンダーなら、
そのまま富良野のラベンダー畑が出来るかもしれない。
花木でなくとも、花が緑、プレートも緑なら、単なる茂みも作り出せる。
組み合わせ次第で、いろいろ遊べるので是非あれこれ試してみて欲しい。

     ★ ★ ★ ★ ★

ここまで2x2ラウンドプレートを使ってきたが、
同じ事は違うパーツでも出来る。

最近出てきたこの三つ葉パーツは優れ物だ。
以下のように花と組み合わせて使うと、とてもリアルな植え込みが出来る。

〈写真L〉
作り方応用14.jpg

〈写真M〉
作り方応用11.jpg

〈写真N〉
作り方応用12.jpg

〈写真O〉
作り方応用13.jpg

従来からある葉っぱパーツ(小)を使うと、
また違った趣の植え込みが出来る。
FriendsやElfシリーズで、ピンクやラベンダーカラーの葉っぱパーツが出たが、
使いようによっては、グリーンと混ぜて萩の植え込みを作ることも出来そうだ。

〈写真P〉
作り方応用15.jpg

〈写真Q〉
作り方応用16.jpg

〈写真R〉
作り方応用17.jpg

〈写真S〉
作り方応用18.jpg

〈写真㉑〉
作り方応用19.jpg

     ★ ★ ★ ★ ★

最後に、
このやり方には一つ大きな欠点がある。
それは、横や裏から覗き込まれたときに、
土台のリフトアームや球体関節のコネクタが見えてしまうと
興醒めであるという点だ。

足下に上手く柵や下草を配置してアームを覆う。
建物の壁や山の岩肌、或いは大木を真後ろに配置して隠す、など、
仕上がりが不自然にならないよう留意しながら配置することが肝要となる。

以上、この項、終わり。

註※ 写真は全て筆者による。
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2018年05月26日

私流植栽の作り方1−3

前回の続き。


私流植栽の作り方・基礎編〉及び〈私流植栽の作り方・発展編
を踏まえた上で読み進めて頂くと、より理解が深まると思います。


★ ★ ★ ★ ★
私流植栽の作り方
応用編1


ところで、これまでに使用したアームは全て直線パーツであるが、…

〈写真@〉
作り方発展3.jpg

しかし同じ事は、以下のような角度の付いたリフトアームでも可能である。

〈写真A〉
作り方応用1.jpg

例えば3x5の直角リフトアームを使うと、以下のようになる。
直角なので、アームの周りを覆うのは容易だ。
場面によっては使い勝手が良いかもしれない。

〈写真B〉
作り方応用2.jpg

〈写真C〉
作り方応用3.jpg

3x7の角度付リフトアームを使うと以下のようになる。
もっとも、傾きが特殊である為、
実際に使うとなるとそのシーンはとても限られたものになるだろう。
アームの周りを覆って隠すのも骨が折れそうだ。

〈写真D〉
作り方応用4.jpg

〈写真E〉
作り方応用5.jpg

では、こうしたアームが使えないかというとそうでもない。
むしろ、形状が特殊であるが故出来ることがある。

     ★ ★ ★ ★ ★

レゴの茎パーツの欠点は、
上向きに生える一方で横方向のボリュームがない点にある。

〈写真F〉
作り方3.jpg

しかし、現実には、植え込みの緑は縦横に半ばドーム状に枝葉を広げる。
日当たり具合によっては綺麗なドームにはならず、
横に歪に膨らんだ形で繁茂する。
こうしたより自然な植生をレゴの積分で創り出すのは、容易ではない。

〈写真G〉府中市郷土の森公園(東京)
作り方応用20.jpg

〈写真H〉区立飛鳥山公園(東京・北区)
作り方応用21.jpg

そこで、角度の付いたアームの出番となる。
上手くすれば以下のような形で、
より自然で立体的な紫陽花の植え込みを再現することも可能だ。

〈写真I〉拙作〈道成寺〉より
作り方17.jpg

     ★ ★ ★ ★ ★

まず、植え込みの仕組みだが
具体的には、ミクセルの球体関節を併用することにより成る(写真J参照)。

球体関節は3パターンあるが、
ここで主に使うのは黒のペグ付関節だ。
新灰の軸付関節を使用することは稀である。

〈写真J〉
作り方応用6.jpg

濃灰のバー付関節は最近出たばかりのパーツだが、
以下のような形で使えるので、今後使用が増えるかもしれない。

〈写真K〉
作り方応用7.jpg

さて、この関節を埋め込む場所は、
大体、リフトアームの角。
例えば3x5リフトアームに球体関節を取り付け
適当に角度を付けて地面に設置すると、以下のようになる。

〈写真L〉
作り方応用8.jpg

〈写真M〉
作り方応用9.jpg

このアームに、これまでの要領で茎パーツを取り付けて盛るわけだが、
試しに紫陽花を作って盛ったものが以下である(写真N、O、P参照)。

〈写真N〉
作り方9.jpg

〈写真O〉
作り方11.jpg

〈写真P〉
作り方10.jpg

この仕組みを応用すると、
例えば以下のように、手前から奧へと歪に円く膨らんだ植栽を再現することも可能になる。

〈写真Q〉拙作〈白鳥庭園〉より
作り方応用22.jpg

ちなみに、写真Iの紫陽花に用いたのは、以下のリフトアームである。

〈写真R〉
作り方応用10.jpg

     ★ ★ ★ ★ ★

次回、応用編2。
紫陽花の具体的な作り方を紹介する。

続く

註※ 写真は全て筆者による。
posted by KM at 12:00| Comment(0) | パーツ研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月25日

私流植栽の作り方1−2

前回の続き。

★ ★ ★ ★ ★
私流植栽の作り方
発展編

前回の〈私流植栽の作り方・基礎編〉を踏まえた上で、
このやり方の利点は、なにより茎パーツが外れにくいという点にある。
故に、密に植えるということも十二分に可能だ。
最大の効果を発揮するのは、まさにその点である。

〈写真@〉
作り方基礎5.jpg

茎パーツを地面に直に隙間なく植えるとどうなるかというと、
大体、以下の動画のような結果になる。

〈動画〉


隣り合う茎パーツ同士がぶつかり合う為、
どこか弱いところに必ずその影響が現れる。
はめ合いが緩く浮いてきたり、外れたりするのを
頻繁に直しながらの作業となるが、大体上手く行かない。
無理と言っていい。

しかし、この方法ならそれも可能になる。
先の写真@のものに、ペグを追加する(写真A、青矢印が追加箇所)。
青のハーフペグは、
地面に固定するプレート(またはブロック)のはまった穴に挿して使う。

〈写真A〉
作り方発展1.jpg

そこに茎パーツを隙間なく並べる。
しっかりはめると、少々隣と干渉し合っても平気である。
パーツがポッチから浮き上がり結合が弱くなるといったことはなく、
ふとした衝撃で外れるということはまずない。

〈写真B〉
作り方発展3.jpg

試しに、単体で花壇に使ってみる。

〈写真C〉
作り方発展5.jpg

〈写真D〉
作り方発展4.jpg

〈写真E〉
作り方発展6.jpg

〈写真F〉
作り方発展7.jpg

     ★ ★ ★ ★ ★

同じ事は、薄手のアームでも出来る。
やり方は、先ほどと同じである。

〈写真G〉
作り方発展2.jpg

折角なので、茎パーツ以外のものも混ぜて花壇を作ってみた。

〈写真H〉
作り方発展9.jpg

〈写真I〉
作り方発展10.jpg

中はこんな感じである。

〈写真J〉
作り方発展8.jpg

     ★ ★ ★ ★ ★

再び厚手のアームで作ったものに話を戻す。
これを長さを変えて複数作ってみる。

〈写真K〉
作り方発展11.jpg

これらを密に並べてみる。
これだけ詰めて並べても茎パーツが外れることはない。

〈写真L〉
作り方発展12.jpg

〈写真M〉
作り方発展13.jpg

〈写真N〉
作り方発展14.jpg

例えば、周りを茶系のブロックやプレートで埋めてやると、
リアルな畑や草地が出来る。

〈写真O〉
作り方発展15.jpg

高木を配置してやると、雑木林の下草にもなる。

〈写真P〉
作り方発展16.jpg

これまで平らに配置していたが、段差を与えて配置してみる。
今回は、1プレート高刻みで高低差をつけてみた。その結果が以下である。

〈写真Q〉
作り方発展17.jpg

〈写真R〉
作り方発展18.jpg

〈写真S〉
作り方発展19.jpg

こうすると、例えば斜面に沿って繁茂する草むらが出来る。
丘陵地は勿論、森林、ジャングル、河川敷といった場所に活用できるだろう。

     ★ ★ ★ ★ ★

最後に、
今回、この茎パーツを大量に使用したが、
これは割と頻繁にレゴストアのPick a Brick (通称、PaB) に並ぶので、
一度に安く大量に手に入れることが出来る。

〈写真㉑〉
作り方2.jpg

     ★ ★ ★ ★ ★

次回は、これらのことを踏まえて応用編。

註※ 写真、動画は全て筆者による。
posted by KM at 12:00| Comment(0) | パーツ研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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